はじめに
こんにちわ!
悩める就活生のために企業分析を行うReiです。
今回は自動車メーカーや産業インフラを支えるルネサスエレクトロニクスの将来性について評価いたします。
本題に入る前に将来性の評価方法については以下の記事をご参照ください。
今回は2024年2月8日に発表された「2023年12月期通期決算」のデータをもとにルネサスエレクトロニクスの将来性を評価いたします。
それではさっそく見ていきましょう。
ルネサスエレクトロニクスを知ろう
ルネサスの事業内容
自動車に必要不可欠な部品を製造する事業
まずは自動車の半導体や車載用デバイスなどを提供する「自動車向け事業」です。
マイコンとは?
特に自動車用のマイコン(マイクロコントローラーの略)に関しては世界シェア2位の販売数となっています。(引用:日本経済新聞)
つまり自動車が動くためにマイコンは必要不可欠な部品といえるでしょう。
またマイコンは自動車1台当たり数十個~100個ほど搭載されており、自動車メーカーにとってマイコンの確保は非常に重要です。
つまり自動車が動くためにマイコンは必要不可欠な部品といえるでしょう。
またマイコンは自動車1台当たり数十個~100個ほど搭載されており、自動車メーカーにとってマイコンの確保は非常に重要です。
ほかにも「空調システム」や「安全システム」など自動車の様々な部品を扱っています。
データセンター向けの半導体を提供する事業
もう一つはFA機器やスマホなど向けに半導体を提供する産業・インフラ・IoT事業です。
この事業での主な販売製品はデータセンター向けの大容量・高速処理が可能な半導体になります。
最近は5Gの台頭により需要が急激に伸び、業績の向上に貢献しています。
ほかにもスマートフォン関連は低電力半導体やワイヤレス充電技術が代表的です。
特に2021年には英国のDialog社を買収しています。
Dialog社は低電力技術が代表的な企業で、ルネサスは自社の技術力を底上げすることが目的だったようです。
ルネサスエレクトロニクスの業績
営業利益率が高いルネサスの業績
ルネサスエレクトロニクスの業績について直近4年間のデータを見てみましょう。


過去4年間の業績をふまえると安定した業績を納めていることがわかり、
営業利益率に着目すると例年よりも高い水準を確保できていることがわかります。
2事業の業績について
ルネサスの2事業の直近4年間の業績について見ていきましょう。




どちらの業績を見ても安定した営業利益があることが伺えます。
自動車向けとデータセンター向けの半導体はそれぞれ製品が異なるにも関わらず、
なぜどちらも営業利益が高いのでしょうか?
製品ミックスが営業利益に大きく貢献
業績が好調な理由についてルネサスからは「製品ミックスがよかった」とコメントされています。
製品ミックスは飲食店のセットのようなもので、自動車部品のマイコンや車載デバイス、センサーなどをまとめて販売しているということです。
これは自動車の心臓部をサポートする部品のほとんどを提供しているルネサスだからこそできるビジネスといえるでしょう。
では業績が好調なルネサスエレクトロニクスの将来性について評価していきましょう。
ルネサスエレクトロニクスの将来性について
結論から言うとネサスエレクトロニクスの将来性は安泰といえます。
まずはそう言える3つの理由について見ていきましょう。
将来性が安泰といえる3つの理由
車載デバイスの高性能化が止まらない!
では2023年以降の業績はどのようになっていくのか?
現在私が最も注目しているのは今後の自動車製品の需要拡大についてです。
決算説明会での公式コメントで「自動車の高品質化に伴う車載デバイスの需要増加」(引用元:ルネサス)と発表されています。
大学生ならレンタカーを思い浮かべればわかると思います。
最近の車は、Bluetoothのオーディオや車載カメラなどが当たり前の装備になっていませんか?
今までは高品質だと思っていたものが標準化しつつあります。
つまり車載デバイスの需要がより増加していることが考えられます。
安定した営業利益が投資資金確保のカギ
ルネサスの長所である高い営業利益率は成長できる資金を十分に確保できるといえます。
先を見据えたルネサスの経営戦略
またルネサスの自動車部門における経営戦略にも注目してみましょう。
下図は実際にルネサスが発表している経営戦略の一部です。(※引用:ルネサス)
なんと全部英語で書かれています、、
これではわかりにくいので、要点だけまとめてみました。
- ワンチップ(R-Car V3U)で自動運転を制御
- ADAS(運転支援システム)実現にむけたカメラ開発
- 中国のEV車向けに半導体の特注品を開発中
- LiDAR(特殊感知光)を自動運転実現に向け開発中
- ワンチップ(R-Car V3U)で
自動運転を制御 - ADAS(運転支援システム)実現にむけたカメラ開発
- 中国のEV車向けに半導体の特注品を開発中
- LiDAR(特殊感知光)を自動運転実現に
向け開発中
ここで注目したいのはルネサスが自動車の自動運転実現に向け開発を行っている点です。
ルネサスが世界シェア2位を誇る半導体に固執するのではなく、
今後の自動運転市場を独占しようと早いうちに投資を行っていることがわかります。
自動車部門だけでもルネサスエレクトロニクスの将来性はあると考えてもよさそうですよね。
ここまではルネサスの将来性が安泰な理由について紹介しました。
とはいえルネサスにも弱みがないわけではありません。
続いてルネサスの弱みとなりうる点について紹介していきましょう。
ルネサスの将来性に影響する弱みについて
データセンター需要の安定化による業績低下
前述の通りルネサスエレクトロニクスは自動車だけでなく、データセンター向けの半導体も供給しています。
しかし5Gにより盛り上がっていた市場は一旦落ち着きを取り戻し、停滞し始めています。
実際ルネサスが発表している通り、出荷量の鈍りにより製品在庫の増加を見通しています(引用:ルネサス)


つまり今後のルネサスの業績はやや落ち込む可能性があるということです。
弱みがあることは問題なのか
では上記のような弱みがあるとルネサスエレクトロニクスには就職しない方がいいのでしょうか?
結論から言うと今回の弱みは問題ありません。
どのビジネスにも波があるのは仕方がないことです。
コロナが流行ったときに飲食業界が落ち込んだのと一緒です。
ルネサスの場合はデータセンター向けだけでなく、自動車向けの半導体もあります。
一時的に業績が落ち込み、株価の下落は考えられますが一時にすぎないでしょう。
長期的に考えればルネサスエレクトロニクスの将来性は非常に安泰だと思うので、興味ある方はぜひホームページをチェックしてみてはどうでしょうか?
ルネサスから内定をもらうためには
最も重要視される語学力とは
ルネサスエレクトロニクスはグローバルな事業を展開していることから、語学スキルを重視しています。
その中で最も重要視されるのが英語力です。
ルネサスは企業情報が英語で表記されているほど英語力を重視しています。
決算書や直近のルネサスに関連するニュースはほとんどが英語となっています。
英語力は評価対象
またルネサスの採用ページにも次のような記載があります。(引用:ルネサス)


つまりTOEICのスコアが高ければ高いほど有利といえます。
最後に
今回紹介はルネサスエレクトロニクスの将来性について解説しました。
何を隠そうルネサスエレクトロニクスは私の第一志望だった企業です。
友人と一緒に目指した思い出深い企業であり、最終面接で落とされた悲しい思い出もある企業です。
一方、ルネサスに努めている友人をまだうらやましく感じてしまうほど好きだった企業でもあります。
ルネサスから内定をもらえた友人と落ちた私を比べ、ルネサスから内定をもらいやすいコツを私なりに分析しました。
後日別記事として紹介したいと思います。
またルネサスは英語のスキルが高いほど受かりやすい企業です。
英語の勉強方法については別記事で紹介しているので、是非チェックしてみてください。
それではまた次回に!
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