就活生が押さえておきたいサイバーエージェントの将来性・安定性、事業内容、業績などを細かく掲載!

目次

結論

  • 安定した収益が見込まれることから安定性は高い
  • 他企業にはない唯一無二の経営戦略であることから成長性は非常に高い
  • 文系志望者にとってコンサルティングは超穴場!

事業内容

さっそく株式会社サイバーエージェントの事業内容を簡単に見ていきましょう。

メディア事業は「Abema」、ゲーム事業は「Cygames」といったように事業ごとに知名度が高いことがわかります。

ンターネット広告事業は創業当初からサイバーエージェントを支える柱を担っています。

最近はDX事業においてオンライン診療や展示会のオンライン開催、バーチャル空間での買い物を実現するなど新規技術を基に成長しています。

そもそもDXって何?どんなことができるの?

デジタル技術を活用して人々の生活を豊かにするもの!
最近の事例では人々のデータを管理できるマイナンバーカードなどがある。

生活をデジタル化することでより豊かな暮らしを実現することはもはや不可欠なものとなっています。

オンラインショップで買い物することは皆さんにとってもはや当たり前のことではないでしょうか?
それだけDX技術が身近なものになっている証拠だと思います。

またゲーム会社のスクエニHDや化粧品のミルボンなど多数の有名企業が経営戦略に取り入れるほどDX事業は熱を帯びています。

それではさっそく事業別の売り上げ・利益構成比を見ていきましょう。

サイバーエージェントの事業別の売り上げ、利益構成比

ではサイバーエージェントの4つの事業について売り上げ・利益構成比をみていきましょう。

売上比は創業当初からあるインターネット広告が全体の47.4%を占め、今年爆発的に成長したゲーム事業も38.8%となりました。

利益面ではゲーム事業が圧倒的な割合を占める中、メディア事業は赤字を計上しています。
この赤字については後ほど詳しく解説します。

ではサイバーエージェントを支える3つの事業について詳しく見ていきましょう。

サイバーエージェントの事業内容・業績

インターネット広告事業

2021年度は前年度と比べ売上高は19.3%増、営業利益は7.1%増となっています。
利益率が下がっているのはDX事業やAI事業への投資額が増加したためと考えられるので、そこまで気にする必要はないと思います。

営業利益・・・本業で計上した売上高から販管費(人件費、広告費など)を差し引いた金額

インターネット広告事業はウェブサイトでの広告を導入する事業です。

最近インスタグラムやtwitter、グーグルで自分の趣味や興味がある広告ばかり表示される!

このように考えている人は多いと思いますが、これはまさにインターネット広告事業がやっていることです。

皆さんが日々調べているものからAIが広告を自動に選定し表示しているというわけです。

他にもオンラインで接客ができるチャット機能やAIによる自動音声対話サービスなどいわゆるDXにも力を入れています。

インターネット広告事業の総合評価はこちら!

売り上げ高、営業利益が年々増加している
・いまだ発達途上の技術が多く、今後のさらなる成長が見込める

・創業当初からある事業であり、他企業の信頼を獲得している

もともと利益率は低いビジネスのため、爆発的な利益は見込めない


ゲーム事業

ついにあのゲーム事業について見ていきたいと思います。(グラフの伸び方がすごい!)
ゲーム事業といえば2021年2月にリリースされた「ウマ娘」は爆発的なヒット作品となりました。

2021年度は前年度と比べ売上高は68.6%増、営業利益は驚異の217.9%増となりました。
もちろん「ウマ娘」のおかげではありますが、それでもすごい数値です。

ゲーム事業は主にスマホゲームを開発・運営しています。
継続的なヒットタイトルを出しており、「グラブル」、「シャドバ」、「プリコネ」、「アイマス」などスマホゲームをやってる人なら一度は聞いたことがあると思います。

ちなみに「呪術廻線 ファントムパレード」(映画)にはサムザップというサイバーエージェントの子会社が制作に携わっているなど幅広い分野に展開しています。

ゲーム事業の総合評価はこちら!

売上高・営業利益が年々増加している
・ヒットタイトルを継続的に出している
・利益率が高いビジネスモデル

1つの商品が販売されるまでの期間が長い(売上高・利益は増加しにくい)


メディア事業

2016年4月からスタートしたメディア事業は、売上高は堅調に上昇していますが営業利益は赤字となっています。

こんなに赤字続きで大丈夫なの?なぜ赤字が出てしまうの?

結論から申し上げると赤字が出るのは許容範囲内だといえます。
現在、メディア事業はスタートして間もないことから信頼も技術も低いといえます。

発展途上の事業や企業は赤字覚悟で広告費や開発費に多額の投資を行い、ある程度事業・企業基盤ができるまで赤字を計上する傾向があります。

つまりメディア事業も同じ状況にいるため、赤字が出るのは仕方がないといえます。

メディア事業は「Abema」や「タップル」など様々なサービスを展開する事業です。
この事業の特徴としてその時の流行に合わせてサービスを提供していく「臨機応変」なところです。

メディア事業の本当にすごいところはこちら!

・たった5年で各ブランドが多くの人に認知されている
・順調に売上高が増加している
・より事業規模を大きくするため多大な投資を予定

後ほど一つ目のポイントについて解説していきたいと思います。

企業評価

ここではサイバーエージェントの「安定性」と「将来性・成長性」について実際のデータを基に分析します。

安定性

自己資本比率は低いが、安定した収益が見込まれることから88点/100点

まずはサイバーエージェントの自己資本比率についてみていきましょう。

2018年度から2021年度までの自己資本比率の推移です。
そもそも指標として理想の企業は70%以上、倒産しにくい企業は30~40%以上といわれています。

サービス業の自己資本比率の平均値は35.9%(出典:自己資本比率の目安

サイバーエージェントの自己資本比率は平均よりやや低めの値となっています。

とはいえ成長中のメディア事業に対して多額の投資を行っていることを考慮した方がいいでしょう。
そのため一概には安定性に劣っているとは言えません。


ではサイバーエージェント全体の業績について見ていきましょう。

さてサイバーエージェントは売り上げ・営業利益・利益率すべての面で上昇傾向にあります。
2021年度はゲーム事業の爆発的なヒットがありましたが、それ以前だけを見ても上昇傾向です。

このグラフでさらにすごいと思うのはメディア事業で多額の赤字を出しているのにも関わらず利益率は年々上昇しているところです。
それだけインターネット広告・ゲーム事業におけるビジネスが成功しているという証でもあると思います。

またゲーム事業では近年、「E-sports」と題しゲームをスポーツとみなしより大きな人を動員しようという動きもみられることからさらなる需要も見込まれそうです。

これから伸びてくるメディア事業、さらなる利益をもたらす可能性があるゲーム事業とサイバーエージェントの安定性は高いように思えます。

以上のことから、自己資本比率は低いが安定した収益が見込まれるため88点といたしました。

将来性・成長性

他企業にはない唯一無二の経営戦略であることから98点/100点

上記のように私はサイバーエージェントの成長性は非常に高いと考えています。
これにはとても重要なポイントがあります。

インターネット広告に強いため、メディア事業の広告・宣伝が最大効率で行える!

これについて解説していきたいと思います。

インターネット広告効果の最大化

現在、我々の生活にとって欠かせないものとなったインターネットはあらゆる場面で使われています。
例えば「授業を受ける」「写真を投稿する」「調べ物をする」といった際に必ずインターネットを使っていると思います。

サイバーエージェントはそのインターネットの広告に対して他企業よりも優れた技術を持っており、その最たる例が「AIによる広告の自動選別」、「DX事業への展開」などです。

これらは創業当初からインターネットの広告パターンを分析し、最適化を図ってきた恩恵ともいえます。

つまりインターネットの広告についてどうすれば広告効果が最大化されるかを分析しており、その技術にたけているということです。

ここで注目したいのは最近の経営戦略、メディア事業への投資です。

シナジー効果によるメディア事業の急成長

前述のとおり、メディア事業は2016年4月にスタートした新米事業です。
しかしここで一つの疑問が浮かびます。

5年しかたってないのになぜ多くの人が「AbemaTV」「タップル」などを知っているのか?

普通に考えたらたった5年で多くの人に認知されているというのはあり得ないことです。

そこでサイバーエージェントの事業内容について調べていくとその理由がわかりました。

インターネット広告効果技術によってメディア事業の宣伝効果を最大化するシナジー効果がある

つまりどういうことか?
若年層はテレビから離れインターネット内で生活しているのはご存じだと思います。

つまり普段目にするのはテレビ広告ではなく、インターネット広告になっていることからサイバーエージェントは若年層への影響が非常に強いというわけです。

そのため「AbemaTV」「タップル」など若者向けの分野における宣伝は、自社のインターネット広告技術により最大化できていると考えられます。

したがってインターネット広告事業の強みを生かしてメディア事業の成長を助長させているため、たった5年でも多くの人びとに認知されているということです。

これはサイバーエージェントが今まで培ってきたインターネット広告技術だからこそできることで、他企業にはない最大の強みであると考えられます。

以上のことより、唯一無二の方法で自社の宣伝を行えることから成長性は98点といたしました。

就活生へのコメント

サイバーエージェントの面接合格は簡単な道のりではありません。
日本を代表する企業であり、エントリー者数はトップクラスで多いと考えられます。

まずサイバーエージェントの選考ステップ(総合職・広告クリエイター職)について見ていきましょう。

ご覧のように5回の選考ステップにより内定をもらえるというシステムになっています。
その途中には動画選考や1dayジョブ(就業型選考)などあまりないような選考ステップもあります。

私はもちろん就活のプロではないのでこれをやれば受かるというのは言えません。

しかしそんな私でも多くの人がいる中で目立つ存在でいれる人材かどうか他人とは異なる観点から物事をとらえられるかをサイバーエージェントが見ているのはわかります。

サイバーエージェントの社員は非常に多く、自己主張がないものはその他多数となり埋もれていきます。
たった1日の就業審査も、1日で審査員の目に留まるような存在で入れるかどうかは非常に大切です。

まずは自分の強みを正確に把握し、それがグループディスカッションや1dayジョブでどのように活用できるか想定しておくとよいかもしれません。

皆さんがこのブログがきっかけで合格をつかみ取れればうれしいです。
サイバーエージェントの採用情報についてはこちらからどうぞ!

最後に

今回紹介したサイバーエージェントはやはり超優良企業であると考えられます。

多くの企業がある中で存在感を出すためには、他者との違いをいかに見せつけることができるかです。
それを企業単位で語っているのがサイバーエージェントだと私は考えています。

私自身もそれを見て自分のブログや特徴を振り返り、どのように付加価値をつけ、より多くの方々に見ていただけるか考え直すきっかけになりました。

ところで若干気になっているのは有名企業の面接における質問事項です。

それこそ最近の話題であるロシアによるウクライナへの侵攻問題などの時事質問や自社事業への新技術の活用方法(例えばNFT)などについて聞かれるんでしょうか?

詳しい方がいらっしゃれば是非教えていただけると幸いです。
今後の採用情報セクションにも反映していきたいと思います。

それではまた次回に!

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